P9・ラスベガスでの事件に遭遇 H29
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10.01(日)18:00 息子と合流。3ヶ月ぶりである。
ホテルベラージオにはペントハウス専用ラウンジがあり、コ-ヒ-ミニケ-キ、ペットに入った水、お菓子が用意されているので休憩する。
この時は何事も無く。
ホテルベラージオをバックに。
ベラージオは1泊のみの予定で、後の2泊はルクソ-ルホテルを取っている。
19:00 ラスベガスの街を散歩し、その後、簡単に夕食を済ませてカジノに向かう。
20:30 どこでカジノをやるか探し、オープンな雰囲気だったフラミンゴホテルのカジノでブラックジャックをすることにした。
ブラックジャックは日本で練習済み。
本場のディラーの手さばきはすごい、同じディラーが長く続けることなく、20分くらいで交代する。
22:30 急にパトカーのサイレンがうるさくなり何台も走る。異様だがいつもことか?
カジノをしていたフラミンゴホテルの前にパトカーが数台とまり、警察が何か報告に来た様子。この時警察は各ホテルを回り事件の報告と警戒を促していた。
係員が説明に回る、するとディーラーの女性が顔色を変えて私達に説明する。
今警察が来たのは、銃を持った男がこっちに来るかも知れないとの事。
ディラーから危ないので奥に行けと指示された。
銃社会なのは分ってはいたがまさか、こんな近くで恐怖を味合うとは。
カジノ全体がざわつき出しテレビの前に集まり、ニュースを食い入るように見る。
あるホテルで乱射事件が起こり、犯人の数もどこに逃げたのも全く分らない。
事件が起きてすぐなので情報があいまいで、何人もの人が銃で打たれたことや
道路やホテルは封鎖されたとの情報が入ってくる。
さらに、何台ものパトカ-がすぐ前の道路をサイレンを鳴らし走っていく。
フラミンゴホテルから出ることが出来ない。出られない雰囲気。
テレビニュ-スでは犯人は一人射殺されたらしいが仲間が居るかもしれない。
犯人が逃げて、こちらに向かっているかも知れないという情報も有る。
すぐ近くで何人もの人が銃で打たれ 無残にも亡くなっている。
テレビニュースの情報が恐怖を募らせる。
事件があったホテルは、明日泊まる予定のルクソールの隣なのだ。
今居るここからは、車で10分くらいの所。
近い、外には乱射の犯人が居るかも知れない、恐怖で一杯になる。
外に出るのは危険、怖くて出ることが出来ず時間ばかりが過ぎていく。
疲れも出てきた事も有り、こんな所で夜を明かすのは辛いと思い、絶対にベラ-ジオペントハウスで、あの部屋で寝たい、と強い気持ちが出てきた。
10.02(月)00:00 夜12時を過ぎた頃だったか数人がこのホテルから出て ネオンが消えてシーンとした真っ暗な道路へと走り出る。
自分たちのホテルへと帰っていくのだろう。私たちもホテルに帰りたい!
絶対ここからは出てはいけないと娘が言い、息子と私はホテルの部屋に戻ろうと言う。
しばらくすると、又数人が出て行く。
あの人たちに着いてここから出ようと娘を促し、私達も暗い不気味な道路に出た。
向こう側に着いた時、一人の白人の男がいて話し掛けて来た。
怖い、ドキドキである。犯人か?銃を持っているのか?生きた心地がしない。
ただ情報がほしかっただけらしい、ホントに怖かった!こんな時に話しかけるな!
15分位の時間が長く感じられ、やっとの思いでホテルにたどり着く。
陸橋に続く入り口から入る。
ベラ-ジオの玄関とカジノは完全閉鎖。
ベラージオでは徹底していた閉鎖をしていて、暗いカジノの中には誰も居ない。
ホテル客以外の客は通路に全員集められていた。
この人たちはこんな所で夜を明かすのだろうか。
不審者が居ないかと見回っている数人のスタッフとすれ違いながら部屋にたどり着く。
10.02(月)1:00 何とか部屋に着いた、ベットで寝られる。
ラスベガスの乱射事件の日に遭遇し、今まで味わった事の無い恐怖!!
2:00就寝 犠牲者の周りの人家族は眠れない辛い夜を向かえている。
ひどい現実に何とも言えないほどの重い気持ちになる。明日は事件のあったホテルの隣、ルクソール。